⑦第二種電気工事士への道(技能試験便利工具編)

第二種電気工事士の実技試験を受けるにあたり、用意する指定工具7点は前回のお話。

今回は指定工具以外であるとオススメの便利な工具をご紹介。

っていうか指定工具なんて、別に用意する必要はありません。

メーカーさんとの大人の事情と、時代から取り残された一般財団法人電気技術者試験センターのお役所発想ってところでしょうか。

管理人がオススメする工具は下記になります。

便利工具①VVFストリッパー又はVA線ストリッパ (MCC松坂鉄工所 VS-4A)
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これ1つあれば電線の切断、VVF2.0-2C、VVF2.0-3C、VVF1.6-2C、VVF1.6-3C、エコ電線(EM-EEF)1.6-2C、1.6-3Cのケーブル外装のストリップ、芯線被覆のストリップが可能。

至るところに明記されたスケールで、ケーブルの寸法取りも出来てしまう凄いヤツ。

先端には【のの字曲げ】用のプライヤーも装備。

電気工事士の実技試験のタメだけの工具です(笑)
現場でこんなストリッパー使ってる電工がいたら笑います。

それほど、工事現場ではお目にかかれない試験のためにあるVVFストリッパー。

通称ガチャンストリッパー(ガッチャンストリッパーなど)より断然こっちの方が使いやすいです。

まず、電線を切断して、寸法取り、持ち替える事なくストリップと流れるように作業できます。

ストリップだけなら断然ガチャンストリッパーの方が早いですが、いくつも工具を持ち替えすることを考えたらVVFストリッパーに軍配が上がるでしょう。

デメリットは素人っぽいことぐらい(笑)

しかし、試験を受ける前から電気工事屋として仕事をしている受験者以外、現在の第二種電気工事士の試験では絶対と言っても過言ではありません。

指定工具にエントリー出来ないのは・・・

試験にしか使えないから??

ホーザンはVVFストリッパーP-958、 フジ矢はVAストリッパFVA-1620なんて同一の商品もあります。
 

便利工具②合格ゲージ(ホーザン P-925)
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ネーミング的には不合格な、VVFストリッパー以上にお目にかかれない代物です。

名前の通り、完全に実技試験の為に生まれた道具。

どう使うかといいますと、使っていると素人臭く見えてたまらないVVFストリッパーに挟んで使用します。
RIMG2989.jpg

こんなダサい物は必要ないと思っておりましたが、実技試験前々日に金物屋へ行った時に見つけて、試しに購入。

使ってみると・・・なんじゃこりゃ!!

もっと早くアナタに出会いたかった・・・

で、何をそんなにダサ道具で盛り上がっているのかと申しますと、これがよく考えられております。
RIMG2985.jpg
芯線被覆(電線の周りに巻かれてる被覆)をストリップさせる際に、イチイチ計らなくて良い。

これは凄い!(笑)

試験では芯線被覆のストリップ長が結構重要でして、10mm、12mm、15mm、20mmなどがあります。

そんな細かいこと気にしなくていいってのは実務であって、試験には試験のルールがあるのでキッチリ計らなければなりません。

器具に接続した時の芯線被覆の挟み込み、芯線見えすぎ等は欠陥を取られます。

それだけで下手したら一発失格。

そこで神経質に寸法取りするんですが、なかなか時間を取られるんです。

しかし、この試験の為にだけ生まれてきた、その名も【合格ケージ】は20mmまでのストリップなら寸法取りしなくても一発ストリップ。

もうね、VVFストリップなんか使ってるだけでもイケてないのに、合格ゲージはイケてないの極みです。

しかし、試験会場ではなりふり構わず使いましょう。

勝てば官軍です。

ちなみに本来はホーザンのVVFストリッパー用ですが、MCCのストリッパーにも使えます。

少しサイズが合ってませんが、問題なく使えました。

便利工具③VA線ストリッパ(MCC松坂鉄工所 VS-R1623)
RIMG2977.jpg  

これは工事現場でいる電工の数だけあると言っても過言ではない、ストリッパー。

ガチャン、ガッチャンなどと呼ばれるケーブルストリッパーです。

ケーブル外装と芯線被覆が握るだけで、一瞬のうちにしてストリップできる優れ物です。

上のVVFストリッパーも優秀ですけど、電線の皮剥きだけを比べたら勝負になりません。

しかし、試験向きではないですね。

スピード重視の実技試験ですが、コイツは早いだけで試験には使いにくい。

ストリップ後、必ず次の工具への持ち替えが発生します。

何より、試験会場の自分に与えられるスペースは狭いために、ストリップしか出来ない工具はジャマになります。

試験中「ガッチャン♪ガッチャン♪」とアチラコチラから聞こえます。

ストリップが早く出来るってだけで買った可哀想な人達と、負け惜しみを心の中で叫んでおりました(笑)

一応、持って行ってましたが、出番はなし。

ガッチャンストリッパー持ってるのに、素人丸出しのVVFストリッパー使ってるオレってカッコイイとニヤニヤ。

ちなみに試験を通って本格的に仕事をする人に朗報。

このMCC松坂鉄工所のVAストリッパーには左利き用があります。

品番はVS-L1623。

ちなみに、このガッチャンするストリッパーの発祥はMCC松坂鉄工所でして、ワタクシが選んだ理由はそこにあります(笑)

便利工具④合格クリップ(ホーザンP-926) 
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出ました、また実技試験にしか威力を発揮しない道具シリーズ。

その名も合格クリップ。

これはストリップして圧着もしくは差し込みコネクターで接続する際にお祭り騒ぎしているケーブルをまとめるクリップ。

画像は拝借物ですが、このように使います。
合格クリップ
まとめてる暇があったら、リングスリーブを通すなり、差し込みコネクターを挿せばいいじゃないかって話ですが、落ち着いて最終確認をしたいのでクリップでまとめます。

別に余った電線でクルッと巻いても良いんですけど、手っ取り早くが勝負の分かれ道ですので商品化されてるだけあって施工性は抜群です。

要は便利は金で買えって事です(笑)

無くても困りませんが、あれば得をします。

それが合格クリップ。

便利工具⑤電工ハサミ(タジマ DK-BB50)
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ハサミです。

VVR(丸ケーブル)をナイフで剥くのは素人では時間かかる、手を切る恐れがあるって思い、実はこの電工ハサミで外装を剥く練習しておりました。

口が大きく開くので、VVRを挟んでクルクル回すと外装被覆がスポッ。

後はこのハサミで電線に巻いてある紙や、ビニールをチョッキン。

で、試験に丸ケーブルが出たので非常に役立ちました。

ナイフいらずで丸ケーブルをクリア。

便利工具⑥ニッパー(クニペックス 160mm)
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リングスリーブで圧着して残った電線をカットするだけの為に使用。

VVFストリッパーのカッターでも切れますし、指定工具のペンチでも切れますが、どいつもこいつも切断は出来るってだけで専門職ではありません。

圧着後リングスリーブからハミ出た電線を3mm残りでカットしたいので、ニッパーを使用。

リングスリーブから飛び出させるのは、5mmが理想とされています。

誤ってリングスリーブごと切ってしますと欠陥を取られます。

やはり狙って切りたい時は、切る専門職に任せる事をオススメします。

上記の電工ハサミでも切れますが、ニッパーで切った時の方が音が良いので(笑)

便利工具⑦プレートはずしキー(パナソニック WV8400)
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プレートはずしキーなんてネーミングですが、コンセント、スイッチ等から電線を外す時に非常に役立つ道具。

プレートはずしキーではなく、電線はずしキーと呼びましょう。

通常、マイナストライバーを突っ込んで電線を引き抜くんですが、マイナスドライバーですと、ついつい力が入り過ぎます。

器具が破損する恐れを回避する目的もありますが、こいつ2個で1セット売りなんで、短い渡り線を抜く時が非常に便利。

渡り線が入ってる器具の両方に突っ込めば、イッキに抜けます。

練習した経験がある人はわかると思いますが、ケーブル抜くごときに労力を使いますよね。

まして、緊張する試験中だと、暴れまくってしまう可能性もあります。

ケーブル外装に傷など関係なければ、ペンチで引っこ抜けば良いんですけど、外装に著しい傷も欠陥です。

おのずと手で引き抜く事になりますので、2つあると断然楽に引き抜けます。

通常時、練習中では何でも無いことが、極度の緊張感の中で起こるイレギュラー。

もう最悪です。

きっとこの電線ハズシは役に立ちます。

便利工具⑧セロハンテープ(ニチバン)
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別にセロハンテープでなくても、マスキングテープ、養生テープなんでもかまいません。

スケールを貼り付けるのに使います。

そして、支給品の箱に入っているゴミ袋用のビニール袋をテーブルへ貼り付けると、断然作業が楽に行えます。

芯線クズなんかはイチイチ片付けませんが、ケーブル外装、芯線被覆はどんどん袋へ落とし入れていきましょう。

袋を持って、線クズ入れてなんて時間がもったいない。

作業時間終了後に掃除の時間がありますので、そこまで溜め込むのも手ですが、汚いテーブルの上で良い仕事は出来ません。

テープひとつで作業性は全く変わりますよ。

なにより、余裕のある人に見えます(笑)

便利工具⑨4色ボールペン
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これは複線図を書く練習の時から使っておりました。

色替えせずとも理解できる人には不必要ですが、色替えした方が理解しやすいと思います。

時間との勝負ですので、ボールペンをガチャガチャと色替えしている時間もロスなんですが、個人的にはこの時間は必要な時間です。

なぜなら、複線図を書かずに感性と経験で、作業を進める自信はありませんので。

複線図が絶対なのです。

試験問題が配られます。
RIMG3003.jpg
これ実際の試験問題です。

材料を確認します。
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普通に勉強してきたなら、この材料を見ただけで課題は判明するはずです。
※裏に課題の単線図が書いてあるんですけど、透けて見えてます。

この時点で脳内では、複線図の作図が始まっており、ケーブルの切断長、その合計が支給ケーブルで足りるのか、どこかを短くしないといけないのか、などなど。

「はじめ」の合図で用紙をひっくり返して、単線図を複線図に書き換えます。
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右下に小汚く書いてあるのが、自分が書いた複線図です。

黒が黒線、緑が白線、青がケーブル種別と線長。

3線で赤線がある場合は赤色を使いますが、今回は2線ばっかりの課題でした。

黒丸に赤印は差し込みコネクター、黒丸はリングスリーブ。

この複線図を基に課題を製作して、最後に確認して。

これを書き間違えれば全てを間違え、最終的に確認しても間違ってるんです。

複線図で全てが決まりますので、色分けして見やすくするくらいのタイムロスは有りでしょう。

よって4色ボールペンは有効です。

書き間違えに気づいても、消しゴムで消えませんけどね~。

便利工具⑩タオル、ウエス
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右側に置いてある黄色のタオルは持参品です。

コストコで買ったマイクロファイバーのタオルです。

ワタクシは自分の右側に工具を置いて、左に未使用の材料、上側に作った単位作業部材を置いてました。

工具は使ったらアチコチ置かず、必ずタオルの上へが決まり事。

技能試験が始まると、周囲からいろんな音がします。

中でも気になるのは、ストリッパーの「ガチャン」と工具をテーブルに置く「ドンガラガッチャン」

もうチョイ、ソフトに置けないものか・・・

タオルの上に置けば、音も鳴らずスマート。

ドンガラガッチャンやってるだけで、出来ないヤツに見えます。

試験中に他人なんて見てませんけどね。

これは自分自身の問題です(笑)

あと、ナイフや皮向いた電線の端っこで引っ掛けて、流血した時に血も拭けます。

冗談抜きで、練習中から結構血が出ます。

圧着とか差し込みコネクターへの接続作業は、混み合った電線の中で行います。

これがよく刺さるんですよ、電線が。

試験中に流血しても自己解決しないといけません。

ケガでの途中退場は失格です。

アレも入れ、コレも入れしてたので工具カバンが重いはずです。


試験なんて何でもそうですが、勝てば官軍。

しかし、勝利を得るにしてもジェントルかつ、スタイリッシュにがモットーですから。


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2009年12月09日に改名しました。
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